【分科会C-3 薬局】

C-2薬局では、「薬局」をテーマにデジタルヘルスの取り組みを以下の3演題を中心に知見を共有します。

演題:法人に対する零売対応の実際(片山陸先生)

最初の演者は片山陸先生です。薬局お茶の水ファーマシーの薬局長で、処方箋以外の医療用医薬品の薬剤師の対面販売(零売)と法人社員に対する零売相談をされています。 今回、法人社員に対する零売相談の実際について、ご紹介をしていただきます。 

演題:特許申請中携帯型医療用医薬品救急箱「ラクスリード」(吉田聡先生)

 次の演者は吉田聡先生です。茨城県の「薬局なくすりーな」で薬局長で、薬の引き算をする薬剤師として講演活動やセミナーもされています。 今回、処方箋以外の医療用医薬品の薬剤師の対面販売(零売)のサブスクリプションモデル「ラクスリード」のご紹介をしていただきます。

演題:緊急避妊薬のBPC化オンライン署名活動について(高橋秀和先生)

 高橋秀和(薬剤師)先生は、あおば調剤薬局で勤務される傍ら、医療・薬事に関する情報、薬局や薬剤師の利用の仕方について積極的に情報発信をされています。 今回、緊急避妊薬のBPC化(処方箋以外の医療用医薬品化)のオンライン署名活動をご紹介をしていただきます。 日本で立ち遅れている緊急避妊薬(アフターピル)のアクセス拡大について、諸外国と日本では何が違うのか、日本の医療・薬剤師はどのような価値を国民に提示すべきかについて論点を提示します。

演者紹介

片山陸

2019年2月から薬局を継承し、地域で働く方を保険調剤と零売対応を組み合わせてサポートする薬局を運営中。一次対応は薬局、専門治療は近隣医療機関という連携体制を取っている。2019年5月より法人社員とSNSによるお薬相談サービスを実施している。

吉田聡

 2012年より茨城の薬局を継承。不必要な薬や受診を薬局の介入で改善出来ないか模索しながら営業。その中で、今後の医療を最適化するには薬局における零売や、薬剤師による0次医療対応が重要と考え、薬剤師や薬局の潜在能力を活かせる零売のサブスクリプションである「ラクスリード」を運営中。

高橋秀和

高橋秀和(薬剤師)先生は、あおば調剤薬局で勤務される傍ら、医療・薬事に関する情報、薬局や薬剤師の利用の仕方について積極的に情報発信を行う。

【分科会C-1 メンタルヘルス】

本日は分科会C-1「メンタルヘルス」についてご紹介します。以下3つの演題を中心に会を進めていきます。

「メンタルヘルス領域におけるデジタルヘルスの可能性」

 近年、メンタルヘルス領域におけるデジタルヘルスの可能性が拡大し、多様なサービスが提案・試行されている。産業保健、オンライン診療などをキーワードに現行の法令をレビューした上で、新たな技術やサービスの開発に際しての注意事項について提示していただきます。

「ADHDのAI therapy」

 ADHD (注意欠如多動症)を持つ人を対象として、キャラクタとの会話を通じて自己肯定感が上がることを狙う「モチベーション・インタビューイング」「セラピューティックコミュニケーション」「AI Therapy」のプロダクトについてプレゼンをしていただきます。

「認知症外来の音楽療法をアプリで実現~音楽の持つ可能性~」

認知症に対する音楽療法の可能性、アプリケーションの実装など実際に音楽療法を受けている患者さんの様子をご紹介しながら、アプリの機能や音楽医療についてふれて頂きます。

プロフィール紹介

吉村健佑(よしむらけんすけ)

「吉村健佑」の画像検索結果

 1978年横浜市生まれ。精神科医・産業医として8年間の現場経験後、2015年厚生労働省に入省。保険局と医政局を併任し、主に医療情報分野における政策立案・制度設計、および政策研究にわる。その後、千葉大学医学部附属病院の病院経営の改善や、職員のメンタルヘルス対策に取り組組むと同時に、千葉県医療整備課、千葉県医師会などで複数の役職を兼任。2019年より、千葉県の医療政策を推進するために設置された寄附研究部門である、千葉大学医学部附属病院 次世代医療構想センター特任教授を務める。医学博士、公衆衛生学修士。精神保健指定医、労働衛生コンサルタント、医療情報技師。

岸慶紀(きし・よしあき)

「岸慶紀」の画像検索結果

 1990年福島県生まれ。2社の起業を経て、2018年にHoloAshを米国で起業。Y Combinator の Startup School 参加対象に採択。Accenture HealthTech Innovation Challenge 、Health 2.0 Asia-Japan 2018、Monozukuri Hardware Cup 2019 ファイナリストに選ばれ、海外での評価が高い。HoloAsh Inc. CEO

中務佐知子 (なかつかささちこ)

株式会社フェイスで音楽医療事業に従事。これまで予防医療をサポートする携帯サービスやベッドサイド端末の提供など、メディカル事業の立ち上げに携わる。一般社団法人臨床音楽協会の理事を兼務。医療・ヘルスケア分野における新たな情緒的・経験価値の提供をコンセプトに事業を展開。株式会社フェイス グループ戦略推進本部 音楽医療事業 リーダー

【分科会B-4 地域包括ケア】

地域包括ケア分科会会長の高丸です。

地域包括ケア分科会では南社長に医療従事者向けのリハビリ業務をサポートする「はつらつ」をご紹介頂きます。

医療従事者が患者に向き合う時間をつくったり、患者の理解度を上げるということは、インターネット関連技術を活用し、解決できることだと思い、サービスです。

ウェルモの鹿納社長からは現在大型調達をされて開発中のケアプランAIシステム「ミルモ」についてご説明頂きます。

終活ネットの岩崎社長からは終活におけるネットの動向、DMMグループとなってからのビジョン、現在話題となっている人生会議(ACP)パートナーの意義についてご説明頂きます。

地域包括ケアシステムを考える上で自助、互助の仕組みを作っている最先端の事例です。

社会学的アプローチから社会課題解決を試みるという点でデジタルヘルスラボの狙いに合致する事例の数々です。 ぜひ当日は地域包括ケア分科会へお越しください。

プロフィール紹介

■株式会社ウェルモ 代表取締役 鹿野佑介
「AI(人工知能)による超高齢社会の課題へのアプローチ」

大阪府豊中市出身。人事領域のITコンサルタントを経て東証一部上場企業人事部へ。介護事業所でのボランティアやインタビューから、現場の働きがいに課題を感じ2013年、ウェルモを創業。経済産業省主催ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2019にて最多受賞。Forbes JAPAN 2018NEW INNOVATOR 日本の担い手99選出。

■株式会社終活ネット 代表取締役 岩崎翔太
「オンラインにおける終活支援」

1995年生まれ24才。灘高校卒業、東京大学在学中。2016年9月に株式会社終活ねっと創業。葬儀やお墓などライフエンディング領域のポータルサイト運営。

2017年12月に1億円の資金調達。2018年10月に合同会社DMM.comにM&A。関根勉さん出演のテレビCM放送中。

■エービーシーファミリー株式会社 代表取締役社長 南 中花子 
医療従事者向けリハビリ業務支援のニーズと実証実験について

学生時代から海外やインターネットなど幅広い分野に関心があり、海外の在籍者が多いITベンチャー企業に就職。

エンジニアとしてさまざまなサービスの開発・運営に従事。 25歳の時に、海外赴任で東南アジアの200人規模の開発組織立ち上げにプロジェクトマネージャーとして参画するかたわら、起業準備として現地で育児に関するEC・メディア事業の立ち上げ。

帰国後、26歳で株式会社を設立。 身内が脳梗塞になり、リハビリが必要になったことから、現在は、医療従事者向けのリハビリ業務をサポートする「はつらつ」を提供。

医療従事者が患者に向き合う時間をつくったり、患者の理解度を上げるということは、インターネット関連技術を活用し、解決できることだと思い、サービス提供に至る。

【分科会B-3】医療×AIの最新事情

分科会B3の「医療×AIの最新事情」は日本で承認されているAI医療機器が揃い踏み!!

日本初のAI医療機器「EndoBrain」の開発に関わった昭和大学横浜市北部病院消化器センターの三澤先生、そして2019年9月に2つ目として承認されたエルピクセル株式会社から島原社長に登壇してもらいます!

プロフィール紹介

三澤 将史

「内視鏡AI・EndoBRAINの薬事承認への道のりと今後の展開」

早稲田実業学校高等部卒、平成17年新潟大学医学部卒業。初期研修医として新潟県長岡中央綜合病院に勤務。平成19年から世界的に高名な大腸内視鏡医・工藤進英に師事すべく昭和大学横浜市北部病院に異動。平成27年に学位を取得し、平成29年からは現職の講師となる。専門分野は内視鏡AI、拡大内視鏡。

島原 佑基

「人工知能を活用した医療画像診断支援技術 EIRL(エイル)」

東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了。博士(生命科学)。大学ではMITで行われる合成生物学の大会iGEMに出場(銅賞)。グリー株式会社に入社後、事業戦略本部、人事戦略部門、他IT企業で海外事業開発部に従事。2014年3月に研究室のメンバー3名でエルピクセル株式会社創業。

【分科会B-2】医療経営と海外

分科会B2の分科会長の近都です。

分科会B2の「医療経営と海外」は、医療経営コンサルタントの溝口さん、医療経営雑誌の編集長の清水さん、訪問看護・介護の高丸さん、クリニック経営の五十嵐先生、海外医療の佐藤さんで、医療経営を色んな角度から知れるという分科会です。

コンサル、雑誌、看護、医師、海外という異なった立場からのお話で今自分が一番聞きたい会社&人に登壇をお願いさせていただいております!!


演題1:医療経営コンサルタントからみる医療経営

演者プロフィール

溝口 博重

㈱AMI&I代表取締役、(特非)医桜代表理事、(特非)日本救急クリニック協会理事、(特非)日本メディカルマネージャー協会事務局長、(特非)QOLMS理事、(社)全国産業保健機構理事)病院の組織支援や企業の商品開発をやっているほか、海外医療制度の勉強会も主宰。


演題2:医療経営雑誌の編集長からみる医療経営

演者プロフィール

清水 大輔

㈱日本医療企画 クリニックばんぶう編集長兼厚生労働省広報誌「月刊厚生労働」編集人 1974年大阪生まれ。宮崎公立大学卒業後、美容専門の広告代理店、一般誌の編集等を経て、2004年から病院情報誌や医療経営専門誌の編集を担当。


演題3:訪問看護・介護からみる医療経営

演者プロフィール

高丸 慶

バツイチ 看護師、調子にのって1億円を資金調達するも既に溶かす。経営者の3割がメンヘラになる都市伝説を実感している37歳。


演題4:クリニック経営からみる医療経営

演者プロフィール

五十嵐 健祐

お茶の水循環器内科院長、デジタルハリウッド校医兼大学院専任准教授。300万円でクリニックの開業を行う。


演者5:海外からみる医療経営

演者プロフィール

佐藤 創

病院での経営企画業務をへて株式会社メプラジャパンを設立。東南アジアにおける医療機関・医療関連企業の海外展開支援やスタートアップ投資、カンボジア現地法人での医療・健康関連サービスの自社運営等を手がけている。佐賀県出身/一橋大学経済学部卒。

【分科会B-1】日本と海外のデジタルヘルス・スタートアップ最新事情

分科会B1スタートアップでは、「日本と海外のデジタルヘルス・スタートアップ最新事情」と題して、加藤先生(デジハリ大学院客員教授 @HiroakiKato)と前田先生(ジャパンバイオデザインディレクター @Yujiro_Maeda)が国内&海外のデジタルヘルス・スタートアップを語りまくります!お楽しみにっ!!

プロフィール紹介

デジタルハリウッド大学大学院 客員教授 / アイリス株式会社 取締役副社長CSO

加藤浩晃

医療現場にニーズ発のイノベーションを‼︎ 歯科医師→医学博士→ちょっぴり製薬企業→スタンフォード大学バイオデザイン→ジャパン・バイオデザインディレクター/VC→アイリス株式会社ディレクター/東大病院特任助教/PremoPartners取締役/デジハリ大学院生/経産省「医療機器開発支援ネットワーク」コンサルタント

前田祐二郎

人生会議ポスターコンテスト

【人生会議ポスターコンテスト】

2019/12/22(日)、第3回デジタルヘルス学会学術大会において、「人生会議ポスターコンテスト」を開催することに決まりました。

厚生労働省がポスターを取り辞めするなど騒動となった人生会議ポスターですが、人生会議そのものの啓発をすることは何も悪いことではありません。

あなたの大切な人が亡くなる時、どのような思いを伝えたいですか?

あなたが人生を終える時、あなたの大切な人へ、どのような思いを伝えたいですか?

あなただったらどのようなポスターを作りますか?

ポスターを通じてあなたは社会に何を伝えたいですか?

第3回デジタルヘルス学会学術大会「人生会議ポスターコンテスト」にて考えるきっかけの場にしましょう。

※画像は厚生労働省のページから引用させていただきました。


応募規定

目的:人生会議の意義を伝え、より多くの人へ普及啓発を目指したもの

応募期間:12月12日~12月20日正午

サイズ:A3サイズ 縦
フォーマットを利用される場合は、以下よりテンプレートをDLして下さい。
テンプレートDL

*著作権に注意をして下さい。 例)厚生労働省のロゴを無許可で使用しないこと等

以下のフォームより投稿をお願いいたします。
https://forms.gle/cYjm9d5Uaxb8eVeT9
当日のポスター展示に加え、名前・所属・自分の思いはHPへも掲載されます。

コンテスト応募希望者は、
①データ入稿して事務局側での印刷(12月20日正午締め切り)を希望される方
PDFファイル化して、フォームより投稿をお願いします。
印刷はレーザー印刷

②当日自分でポスターを持ち込まれる方
以下のフォームで添付はせずに登録だけして、当日に持ち込んで下さい。
持ち込む場合には12月21日18-21時または、22日の朝9-11時までの間に会場へ設置をお願いします。

撤収は12月22日18時~21時に回収をして下さい。特に指定のない場合は事務局で破棄させて頂きます。

審査基準
全員参加型投票形式でグランプリ、審査員賞等を決定します。

展示のイメージです

注意事項
*著作権は作者に帰属します
*当日は撮影フリーの会場のため、許可なくSNS等へ投稿される可能性があります

応募作品一覧

 12月20日にポスターコンテストの募集を締め切りました。計21点のご応募をいただきました。ありがとうございました。

応募作品、製作者、作品に込めた思いをご覧ください。
 

1市川 衛一般社団法人 メディカルジャーナリズム勉強会このポスターは、すべて「実話」をもとにしています(^^)

「人生会議」とは、必ずしも人生の最終盤そのときに「死に方」について話すことではなく、普段から、生きるうえでの価値観や大切にしていることをお互いに話そう、ということだと理解しています。その「本質」がどうすれば伝わるか?ということを考えた時に、そもそも自分自身、親と十分に話せていなかったでのはなかろうか?ということに気が付きました。

ちょうと父親が人生初めての入院をしたこともあり、そのお見舞いのついでにふと話をしてみたら、意外に父自身も待っていたかのように話が盛り上がり、意外な価値観や急病の際の希望について聞くことができた・・・という経験をシェアすべく、その際に撮った写真を使ってポスターを作りました。
宇井 睦人(うい むつひと)緩和ケア・総合診療医力を抜いて「人生会議」をとらえること、死に方ではなく、普段の雑談などでも生き方を考えてもよいこと、人生会議の本質は『備えあれば憂いなし』という慣用句に含まれているのではないかと考えました。また「全身がん」を公表してからもご本人らしく過ごされていた樹木希林さんの写真と、そこに記載されていた文章が素晴らしいと感じ、掲載させていただきました。
五十嵐健祐お茶の水循環器内科今年秋に永眠されたうちの猫様です。仲の良かった二人、お互いのことは話し合えたのかな。
長縄拓哉デジタルハリウッド大学大学院自分がコミュニケーションを取れない時に誰に判断してもらうか。私は妻にお願いしていますが、もしかしたら自分の決断を後悔してしまうことがあるかもしれません。
渕上 綾子デジタルハリウッド大学院いつもそばにいるからこそ、伝えられない思いがあります。でも、死を目前にしたとき、そばにいたい人は誰ですか?そんな大切な思いを伝えるきっかけになるといいなと思い作成しました。
みおしんWiTH PAiN「人生会議」は「自分らしく生きて、自分らしく死ぬため」の大切な話し合いです。家族だけでなく、大切な友人たちとも話せるきっかけになれば幸いです。
みおしんWiTH PAiN「たられば」という言葉はよく後悔するときに使われますし、「人生会議」もすっかりネガティブなイメージがついてしまったので、ポジティブなイメージに書き換えたくなりました。ちょっとこのポスターは分かりづらいと思いますが、「たられば」、前向きに使うと楽しくなってきますので、ぜひ、やってみてください!そして「いつかその時」は必ずやってくるので「人生会議」はひとりでじゃなく、だれか大切な人と話してみましょう!
高丸慶デジタルヘルスラボ山を人生に、女の子を人生の伴侶に見立てました。
家族を置いて先に逝かなければならないとき。
どんな選択をあなたはしますか?
それを考えるきっかけになればと思い、作品を創りました。
イシイ ヨウスケ株式会社omniheal母や妻など大事な人とスモールアクションを起こして欲しいという希望を持って作成しました。
10石井 洋介株式会社omniheal人生会議をするという大上段なアクションを、なるべく小さなアクションの提案になるように意識しました。自分自身の大事な人とどうやってアクションを取ったら幸せかどうかを考えました。
11増谷 彩日経メディカル記者自分のおじいちゃんにおきた実話をもとに、自分が人生会議をした時のことを考えながら作成しました。
12石井 洋介デジタルヘルス学術大会大会長母さんとの写真を見つけて、改めてお正月にでもゆっくり話してみようと思った気持ちを素直に作品にしました。
13林千秋デジタルハリウッド大学大学院医療者にこの言葉を言われるときは、自分の人生か身内の人生か、誰かの人生の分岐点ではないかなと想像します。決められない選択を迫られる残酷な言葉であるような気もします。抗えない死はありますが、生き方や死に方の選択肢がある時代です。人に人生を委ねるのもあり、自分の自由に決めるのもありです。でも最期は体が動きませんし、誰かに意思表示していないと思い通りにはできないので、伝えられるうちにどうしたいのかを伝えておく必要はあるでしょう。
そうとは言ったものの自分が死ぬのはまだ想像できず、病気なのか交通事故なのか、どうなるのか分からないものです。人生会議は死を目前にした生き方を考えがちですが、一時期流行った自分探しの延長ではないかなと私は思います。
皆さんは人生、どうしたいですか?
会える時に会いたい人に会って、一人は嫌だから大事な人と最期を過ごせたら幸せだな、そのくらいでもいいんじゃないかなと今の私は思っています。
14みおしんWiTH PAiN「なにも言わなくても通じ合える」ほど、人間と言うのは単純な生き物ではない。
うれしさと悲しみ、怒りや愛しさの感情を同時にを抱く不思議な生き物だ。
大切なことは、自分のその時の想いや考え方を、伝えあっておくこと。「人生会議」なんて会議が必要ないくらい、いつでも話し合えたらいいのにな、という願いも込めて。
15渕上 綾子デジタルハリウッド大学院患者さんの思いを伝えてもらうことが、医師にとってもうれしい。ということを知ってほしくて、作成しました。
16前田 祐二郎デジタルハリウッド大学大学院人生で最期の時に口から食事を出来なくなった時に、どうしても思い出のあの食事を食べたいという患者さんがいます。そういった患者さんの最後の望みを叶える歯科医師の仕事もあります。
17井上高暢デジタルハリウッド大学院 歯科医師として訪問診療をしていると、「普通のごはんが食べたい」とおっしゃる患者さんがたくさんいます。私たちは患者さんがご飯が食べれるよう、摂食嚥下リハビリテーションを通じて支援をしています。
 しかし、どんな方もいずれ食べれなくなってくる時期はやってきます。現在の医学では口から食べれなくなっても生きることは可能になりました。延命により喜ぶ患者さんや家族もいれば、ごはんがたべられなくて辛い思いをし続けなければならない患者さんもいるかもしれません。
 人生のゴールは人それぞれ、すべてが正解です。みんなが納得できるゴールを考える機会を作っていただければと願いこのポスターを作製しました。
18前田 祐二郎デジタルハリウッド大学大学院飼い犬は時に人生の最期について家族に考える機会をくれます。ありがとう
19森 維久郎ふくだ内科死ぬを考えることは生きるを考えることだと思い、このポスターにしました。
20五十嵐健祐お茶の水循環器内科人生を炎で表現しました。コピーは人生会議ポスターコンテストのコピーです。
21五十嵐健祐お茶の水循環器内科輪廻転生的な世界観、今の人生で悔いのないようにというメッセージ

入賞作品発表!

 デジタルヘルス学会内において行われました「人生会議ポスターコンテスト」の投票結果を発表します。
 1位は以下の4作品で得票数はいずれも7でした。
  

  作品番号12 石井 洋介
  作品番号16 前田裕二郎
  作品番号18 前田裕二郎
  作品番号17 井上 高暢

  なお、特製Tシャツは、次点の市川衛様に進呈させていただきます。
  (入賞者がすべて、学会のスタッフであったため)
 

【分科会A-3 実行期の行動変容】

分科会A-3の分科会長の中山です。実行期の行動変容では、3つの演題を中心に会を進めていきます。

演題1:救急とかかりつけ医をかけあわせた「アージェントケア」クリニック

最初の演題では、瀬田宏哉先生にご登壇を頂きます。

瀬田宏哉(医師)先生は、救急医学会専門医で、2018年開業されロコクリニック中目黒の院長をされています。

今回、救急医2名で立ち上げたロコクリニック中目黒での取り組みとして『「プライマリー&アージェントケア」クリニック』のタイトルでお話していただきます。

プロフィール紹介

瀬田 宏哉 先生

2008年 東海大学医学部卒業
2010年 東京医療センター 脳神経外科
2012年 東京ベイ浦安市川医療センター 救急集中治療科

以後、家庭医療、小児科、心療内科、訪問診療などを研修ののち、2018年よりロコクリニック中目黒開業

演題2:小児科×オンライン医療相談

次の演題では会津研二先生にご登壇を頂きます。

会津研二(医師・歯学博士)先生は、2014年に愛知県豊田市にアイキッズクリニックを開院され院長をされています。

今回、開院当初からITを使い小児科診療の合理化を図る中で、2015年からLINE@を導入し現在まで取り組んでいらっしゃる「小児科×オンライン医療相談」をご紹介をしていただきます。

プロフィール紹介

経歴
2003年弘前大学医学部卒業
2009年小児科専門医取得
2014年アイキッズクリニック開業

演題3:日本初のサイバーホスピタル。医療相談アプリ「LEEBER」

最後に伊藤俊一郎先生にご登壇を頂きます。

伊藤俊一郎(医師・心臓血管外科医)先生は、MED AGRI CLINIC所長で、アントプレナーシップとして臨床の傍ら(株)AGREEのCEOをされています。

今回、ヘルスリテラシーの向上とセルフメディケーションの推進を図り、日本の医療費削減と持続可能なヘルスケアシステムの構築を目指して開発した、『日本初のサイバーホスピタル。医療相談アプリ「LEEBER」』をご紹介をしていただきます。

プロフィール紹介

医療法人AGRIE理事長。株式会社AGRI CARE代表。株式会社AGREE代表。MED AGRI CLINIC所長。心臓血管外科医として勤務したあと、2015年に茨城県つくばみらい市に在宅療養支援診療所「MED AGRI CLINIC」を開所。

【分科会A-2 関心期・準備期の行動変容】

分科会長の森です。関心期・準備期の分科会では、「情報発信」と「UX」を軸として2つの演題を中心に会を進めていきます。

演題1:「社会を変える予防医療マーケティング」

演者:キャンサースキャン

高齢化が進む中で、社会保障の2040年問題を抱えており、この構図を変えていくことが急務である。

問題解決として国は「健診」に着目して、受診を推進しているが、目標値の受診率60%とは程遠い状況にある。

株式会社キャンサースキャンは個人の健康活動における「関心」と「行動」を移す手法を明らかにして、特定健診の受診率を向上させて2040年問題解決のきっかけを作ることを目的として事業をおこなっている。

都道府県、国民健康保険団体連合会、自治体をコンサルティングして、マーケティング・AI・行動経済学(ナッジ)の力で改善し、確立した受診率向上理論を厚生省と連携して全国に拡散中である。

現在400以上の自治体と契約をして、独自のノウハウを確立中のキャンサースキャンの今まで取り組みを共有する。


プロフィール紹介

■万野智之 プロフィール

ソーシャルマーケティング事業本部マネージャー 

1985年生まれ。立命館大学経済学部卒業。前職は、民間企業にてマーケティング職に従事。キャンサースキャンに入社後、全国の自治体の受診率向上の企画立案・運用を支援

 

■日比野雅人 プロフィール

 

ソーシャルマーケティング事業本部 マーケティング推進G

1993年生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒業。大学卒業後は健診機関向けにクラウドサービスおよびアプリの営業を経験。

プラットフォームだけでなくより多くの人が動く仕掛け作りに携わりたいと、キャンサースキャンに入社。

プロジェクト担当として全国50市町村の受診率向上事業に参画、取り組みを支援。


演題2:「デジタルネイティブ時代における医療情報発信」

演者:メディカルノート

現代の医療における情報源の主役はインターネットである。

2015年のGoogleの発表によれば、検索処理にかけられている医療関連ワードは1日におよそ1.5億にのぼる。

また、2017年の横浜市の調査では50%を超える市民が大きな手術を受ける際にインターネットによる情報を参考にして病院を選択しているとされている。

この調査では雑誌・書籍はわずか3%程度に留まっている。スマートフォンが急速に進歩する中、これからさらにインターネットにおける医療情報は存在感を増すだろう。

メディカルノートは2018年6月のYahoo!との資本業務提携以降、「心筋梗塞」など病名を検索すると(一部のがんを除いて)最上位に表示される。

2019年8月時点で月間2000万程度のユーザーを持つ日本最大級の医療情報ウェブサイトである。「医師と患者をつなぐ」を理念として2014年10月の創業以来、臨床・教育・研究の第一線で活躍するスペシャリストの医師・医療従事者による監修・執筆やインタビューを通じた情報発信を続けてきた。

病院だけでなく学会や自治体との連携も積極的に行いながら2000名近くの医師と共に医療情報発信に取り組んでいる。

オンライン診療の普及、IoT、5G…これから情報通信技術の進歩により医療における時間的・空間的制約がさらに取り除かれるようになるだろう。

さまざまな主体における医療情報発信においてもインターネットの役割が大きくなりつつある。ここで注意すべきことは、医学的に正確かつ体系的な情報発信をしたとしてもそれに対する的確な導線やタッチポイントがなければ、情報を届けることができない。

インターネットにおける情報発信にとって検索エンジンやFacebookなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)などの活用を包括した概念である「デジタルマーケティング」を意識することは極めて重要である。米国のトップ医療機関においては積極的なデジタルマーケティングが行われている。

本研究会においてはメディカルノート立ち上げの経験と国内外の医療情報発信やデジタル・マーケティングの現状について概説したい。

プラットフォームだけでなくより多くの人が動く仕掛け作りに携わりたいと、キャンサースキャンに入社。

プロジェクト担当として全国50市町村の受診率向上事業に参画、取り組みを支援。


プロフィール紹介

株式会社メディカルノート 代表取締役・共同創業者/医師・医学博士 井上祥

横浜市立大学医学部卒。横浜労災病院研修医を経て横浜市立大学大学院医学教育学・消化器内科学在学中よりメディカルノートを創業し現在、代表取締役。

2019年時点で月間2000万程度のユーザーを持つ日本最大級の医療情報サイトへと成長し、Yahoo、東京海上や横浜市と提携中。横浜市立大学非常勤講師。

【基調講演】医師が処方する治療アプリ:日本初のデジタル療法の創出に向けて

このページは、第3回デジタルヘルス学会2019の基調講演、CureApp 代表取締役社長 佐竹 晃太様の講演内容についてのページです。

講演内容

「医師が処方する治療アプリ:日本初のデジタル療法の創出に向けて」

氏名 佐竹 晃太
所属・役職等 日本赤十字社医療センター呼吸器内科 / (株)CureApp 代表取締役社長

キーワード: 行動変容,  デジタル療法, 治療用アプリ

IT分野の発展に伴い,モバイルヘルス(mHealth)はこの数年で発展の一途をたどってきており、米国のFood and Drug Administration(FDA)においては、医師が患者に対して「処方するアプリ」が薬事承認されている。

日本においても、2014年末に薬事法から薬機法へと改正され、医療用ソフトウェアも薬機法の承認に対象となったことによって、アプリを臨床現場で活用するための法的なプラットフォームが整った.今回は、治療用アプリを活用したデジタル療法の概況をまずは説明したい。

さらに、著者がCureAppという医療ベンチャーを立ち上げ、ニコチン依存症治療用アプリなどの治療用アプリの開発を進めてきた中で、それらに関する取組み・エビデンスおよび今後の展望についても同時に述べたい。

演者プロフィール

2007年慶應義塾大学医学部卒、日本赤十字社医療センター等で呼吸器内科医として診療業務に従事。2012年より海外大学院に留学し、中国・米国でのグローバル経験を積む。米国大学院では医療情報科学の研究に従事する。2014年に(株)CureAppを創業。日本赤十字社医療センターでの外来診療を継続しつつ、日本遠隔医療学会などにおける学術活動にも精力的に取り組む。

上海中欧国際工商学院(CEIBS)経営学修士号(MBA)修了、米国ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生大学院公衆衛生学修士号(MPH)修了、日本遠隔医療学会 デジタル療法分科会長