【第1回デジタルヘルス学会学術大会開催概要】
第1回デジタルヘルス学会学術大会
日時:2017年12月19日(火)
会場:デジタルハリウッド大学駿河台キャンパス
〒101-0062東京都千代田区神田駿河台4-6御茶ノ水ソラシティアカデミア3F/4F
http://gs.dhw.ac.jp/utility/access
内容:基調講演、一般演題、分科会、デジタルヘルスラボアワード、情報交換会
学会趣旨:既存の学会からはみ出るようなものの発表の場
【当日のプログラム】
17:00- 開会挨拶:杉山知之(デジタルハリウッド大学学長)、会場:4階カフェテリア
17:10- 「デジタルヘルスとは?」 五十嵐健祐(デジタルハリウッド大学校医)、会場:4階カフェテリア
17:20- 「大会長講演」高丸慶(デジタルヘルスラボ創設者)、会場:4階カフェテリア
17:40- 「デジタルヘルスとエンターテイメント」石井洋介、会場:4階カフェテリア
18:00- 第5回デジタルヘルスラボアワード応募者口頭発表、会場:4階カフェテリア
19:00- 分科会①
19:45- 分科会②
20:30- 基調講演「鉄腕アトムのような医師」高尾洋之先生、会場:3階駿河台ホール
21:15- 第5回デジタルヘルスラボアワード結果発表表彰式、会場:3階駿河台ホール
21:25- デジタルハリウッド大学大学院紹介
21:30- 懇親会開始、会場:3階駿河台ホール
22:30- 中締め:加藤浩晃(デジタルハリウッド大学大学院客員教授)、会場:3階駿河台ホール
23:00- 閉会
メイン会場が前半4階カフェテリアから始まり、後半3階駿河台ホールになります。ご確認ください。
【開会挨拶】
杉山知之(すぎやま・ともゆき)
デジタルハリウッド大学学長/工学博士
日本大学大学院理工学研究科修了後、同大学助手となり、コンピューターシミュレーションによる建築音響設計を手がける。87年渡米、MITメディア・ラボ客員研究員、国際メディア研究財団・主任研究員、日本大学短期大学専任講師を経て、94年デジタルハリウッドを設立。2004年大学院、2005年大学を設立し、現在デジタルハリウッド大学・学長。著書「クール・ジャパン世界が買いたがる日本」(祥伝社)など多数。
【基調講演】
20:30-21:15
基調講演「鉄腕アトムのような医師AIとスマホが変える日本の医療」
高尾洋之(たかおひろゆき)
略歴:平成13年東京慈恵会医科大学卒業
平成20年東京慈恵会医科大学附属病院勤務助教
平成24年カリフォルニア大学ロサンゼルス校神経放射線科リサーチアシスタント
平成26年厚生労働省医政局経済課課長補佐医療機器政策室長補佐流通指導官
平成26年国立大学法人東京医科歯科大学大学院医歯総合研究科非常勤講師
平成26年学校法人東京理科大学工学研究科機械工学専攻客員准教授
平成27年東京慈恵会医科大学先端医療情報技術研究講座 脳神経外科学講座准教授
平成28年東京都医師会地域医療連携システム構築検討委員会委員
2001年、東京慈恵会医科大学卒業。2008年、東京慈恵会医科大学脳神経外科助教、2012年3月よりカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)神経放射線科リサーチアシスタントを兼任し臨床及び研究に従事。臨床では、脳血管内治療を中心に脳神経外科医として活動。研究では、頭部外傷シミュレーションによる頭部外傷のメカニズムの解析、脳血流のコンピュータ解析(CFD)の臨床応用、脳動脈瘤計測ソフト「Neurovision」を開発。 近年はスマートフォンを用いた汎用画像診断装置用プログラム“Join”(医療機器プログラムとして日本初の保険収載アプリケーション)や日常生活における救命・緊急対応を補助するスマートフォンアプリ“MySOS”等の開発など多岐にわたる。2014年に厚生労働省 医政局 経済課 課長補佐 医療機器政策室長補佐 流通指導官として従事。2015年4月より東京慈恵会医科大学脳神経外科及び先端医療情報技術研究講座を兼務、准教授。
【会場フロアマップ】
〒101-0062東京都千代田区神田駿河台4-6御茶ノ水ソラシティアカデミア3F/4F
http://gs.dhw.ac.jp/utility/access
会場の御茶ノ水ソラシティ、3階と4階のフロアマップです。クリニックで拡大します。
【分科会概要】
19:00-19:45分科会①
分科会1-A、テーマ「遠隔診療」、座長:加藤浩晃、落合孝文、会場:3階E03-04
分科会1-B、テーマ「メディア」、座長:石井洋介、増谷彩、会場:4階カフェテリア
19:45-20:30分科会②
分科会2-A、テーマ「エンターテイメントとVR」、座長:木野瀬友人、石井洋介、会場:4階カフェテリア
分科会2-B、テーマ「在宅医療と地域社会」、座長:溝口博重、加藤孝幸、五十嵐健祐、会場:3階E10教室
分科会2-C、テーマ「資金調達と法務」、座長:長尾卓、柿沼太一、会場:3階E07教室
分科会2-D、テーマ「人工知能とビックデータ」、座長:加藤浩晃、中山俊、会場:3階駿河台ホール
分科会2-E、テーマ「一般演題」、座長:高丸慶、五十嵐健祐、会場:3階E08教室
分科会2-F、テーマ「メンタルヘルスと予防医療」、座長:種市摂子、清水あやこ、会場:3階E03-04
【分科会詳細】*順次更新中
9:00-19:45分科会①
分科会1-A、テーマ「遠隔診療」、座長:加藤浩晃、落合孝文、会場:4階カフェテリア
分科会1-B、テーマ「メディア」、座長:石井洋介、増谷彩、会場:4階カフェテリア
- 「シリコンバレーのデジタルヘルス最新トレンドと日本の潮流予測」 吉澤 美弥子氏(500 Startups Marketing Manager)
- 「バズるだけじゃ意味がない!ブランド価値を高める情報の発信法とは」 市川衛氏(医療ジャーナリスト)
- パネルディスカッション
【一般演題募集】
第1回デジタルヘルス学会学術大会では一般演題を募集します。
特に今回のテーマになっていないものでも構いません。以下のフォームに概要を記載して投稿してください。抄録は必須ではありません。何か伝えたいことがある方を広く募集します。
【一般演題登録フォーム】
https://goo.gl/forms/QzMHcT1xxEc5kfrU2
【分科会座長紹介】(五十音順)
五十嵐健祐(いがらしけんすけ)
お茶の水内科院長 / デジタルハリウッド大学校医兼特任准教授
2012年、慶應義塾大学医学部卒。群馬の脳卒中専門病院にて救急、循環器内科、神経内科、精神科、緩和ケアに従事。2013年、国立循環器病研究センターにて短期研修。新宿、渋谷、池袋、上野、秋葉原にて総合内科、心療内科、整形外科、皮膚科に従事。2014年、東京都千代田区にお茶の水内科開設。高血圧症、脂質異常症、糖尿病、メタボリック症候群等の生活習慣病、心房細動、喫煙、ストレス性疾患等の心血管疾患の危険因子の予防と治療、心血管疾患の一次予防がライフワーク。
デジタルハリウッド大学校医兼特任准教授。心房細動検出アプリ「ハートリズム」、応急救護支援アプリ「ハートレスキュー」、睡眠時無呼吸検出アプリ「イビキー」、かかりつけ患者さん向けオンライン診療受付アプリ「お茶の水内科オンライン」、医療情報サイト「お茶の水内科大学」、歩けば歩くほど健康でお得になるアプリ「おちゃない GO」、仮想地域通貨「おちゃないポイント」を開発。デジタルヘルスラボでは、デジタルヘルスの未来を探究しつつ、デジタルヘルス好きの人たちが集まる場作りに力を入れている。
石井洋介(いしいようすけ)
日本うんこ学会会長/高知医療再生機構特命医師
2010年高知大学医学部を卒業後、医療法人 近森会 近森病院での初期臨床研修中に高知県の臨床研修環境に大きな変化をもたらした「コーチレジ」を立ち上げた。その後、大腸がん検診の普及を目的とした日本うんこ学会を設立し、スマホゲーム「うんコレ」の開発・監修を手がけるなど、医療環境の改善に向け特にクリエイティブ領域から幅広く活動している。横浜市立市民病院 外科・IBD科医師、高知医療再生機構企画戦略室特命医師、厚生労働省医系技官を経て、現在は在宅医療を行う傍ら、デジタルハリウッド大学院でコミュニケーションデザインを専攻、ハイズ株式会社でプロジェクト運営等も行っている。近著は、日本で初めてYouTubeを活用した医学書「YouTubeでみる身体診察」(メジカルレビュー社)、うん漏れまとめ本「タイムマシンで戻りたい」(角川文庫)等がある。
上野太郎(うえのたろう)
サスメド株式会社 代表取締役・医師
東北大学医学部医学科卒業 • 熊本大学大学院医学教育部修了・医学博士(熊本大学) • 東京都医学総合研究所主席研究員等を経て現在、東邦大学理学部生物分子科学科講師 2015年 サスメド株式会社設立 日本睡眠学会評議員、日本睡眠学会睡眠学編集委員会委員
小川修平(おがわしゅうへい)
株式会社エモスタ 代表取締役社長
三菱UFJモルガンスタンレー証券、米系ブティックにて7年間M&Aアドバイザリー業務に従事した後、2015年に独立起業。東南アジア×日本間での教育コンテンツ開発、人材紹介、進出支援などを行う事業の立ち上げや、IT企業の業務改善プロジェクトに従事し、現在は株式会社エモスタの共同創業者として感情認識AI「EmoReader」の開発に従事。EmoReaderによる感情や共感の計測を通じて、カウンセリングや営業、面接など対人サービスにおけるスキルを定量化し各分野におけるサービスの水準の劇的向上を目指す。またデータの蓄積により信頼関係を結べるロボットの開発や人同士の信頼関係構築をアシストする仕組みも構想中。子供が難聴であることから、手話のVR空間における活用など発展的な難聴者支援にも取り組む。
落合孝文(おちあいたかふみ)
渥美坂井法律事務所・外国法共同事業 弁護士(第二東京弁護士会)
2004年慶應義塾大学理工学部数学科卒業後、2005年慶応義塾大学大学院理工学研究科在学中に司法試験に合格し、同大学院を中退し司法修習に入る。2006年に森・濱田松本法律事務所入所後、国内外の紛争解決、知的財産、事業再生、中国を中心とする海外進出支援業務等を中心に、企業法務に従事した。知的財産関連業務には、理工学部出身のバックグラウンドを生かして取り組み、知的財産権の利活用、ノウハウ・個人情報・企業秘密保護、著名人間の著作権侵害訴訟、大手企業間の特許権侵害訴訟等を担当した。中国、アジアの知的財産制度に関する委託調査も担当した。同事務所北京事務所勤務を経て、2015年から渥美坂井法律事務所・外国法共同事業に参画。
IT業界における、新規事業立ち上げ、データ配信、アプリの作成、消費者との取引に関する規制や、ヘルスケア業界における、遠隔診療、医療情報の利活用、薬機法等での広告規制、医薬部外品のリコール等の業務を担当した。最近は、IT技術を様々な業種に融合したことによる新規事業の開発への関与を深めており、デジタルヘルス、Fintechに関する新規相談業務に取り組んでいる。
柿沼太一(かきぬまたいち)
STORIA法律事務所パートナー弁護士
平成9年京都大学法学部卒業。平成12年司法研修所卒業、東京弁護士会にて弁護士登録(第52期)。平成14年兵庫県弁護士会に登録替。平成23年中小企業診断士登録。平成27年ベンチャー支援を重点的に取り扱うSTORIA法律事務所を立ち上げ。ベンチャー立ち上げに関する創業者間契約、ベンチャーと大企業との契約締結交渉等ベンチャー支援全般を手がける。 遠隔診療、医療アプリ、医療機器開発等に関するビジネスモデル構築、規制に関する相談も最近とみに増えている。
加藤浩晃(かとうひろあき)
眼科医 / 京都府立医科大学 特任助教 / デジタルハリウッド大学大学院 客員教授
2007年浜松医科大学卒。京都府立医科大学附属病院で眼科専門医として従事し、1500件以上の手術を執刀、33冊の医療系書籍(単著&共著)を発刊。
医師のキャリアのかたわら、多くの医療新規プロジェクトに従事。白内障手術機器の「二刀流チョッパー(加藤式核分割チョッパー)」や遠隔医療サービス「メミルちゃん」などを開発。
その後、厚生労働省に入省し 医療制度改革に取り組む。主に、G7伊勢志摩サミットでの医療提供体制や高難度新規医療制度、臨床研究法の成立などに関わった。
現在は医師として働きながら、ヘルスケアビジネスに必要な「医療現場」「医療制度」「ビジネス」の3領域を理解する数少ない存在として企業の顧問・アドバイザーを務めるとともにベンチャーにも参画する。
東北大学非常勤講師、日本遠隔医療学会分科会長、元厚生労働省室長補佐。
加藤孝幸(かとうたかゆき)
(一社)地域包括ケアサポート47風鈴研究会議代表理事/医療福祉連携士
東京都練馬区出身。特殊鋼メーカー,外資系製薬メーカーMR・新製品開発担当経験。
2005~11年東京都「西南ネットワーク」を中心とした、2次医療圏病診連携設立に関わる。2008~14年「母の末期がん老々介護」や「看取り」など、身内の在宅療養現場の様々な体験から、地域包括ケアの課題に気付く。この課題は、江戸長屋のコミュニティに解決策があるという仮説実証の為2015年沖縄県宮古島市に単身移住。地域社会に溶け込む為に現地で起業独立し、在宅療養現場の同行や地域風習・習慣を研究・観察する。また、2015年~2017年まで、地域比較の為、東北・関東・関西・沖縄の各地区も訪問・地域調査を行った。
2015年日本医療マネジメント学会「医療福祉連携士」取得のため受講。2016年同資格取得。
2016年宮古島から地元練馬区に戻り(社団)地域包括ケアサポート47風鈴研究会議設立。宮古島および対象地区での仮設実証研究と江戸時代研究の成果を活かした地域コミュニケーション活動「えどけいしょん™」を開始。地域包括ケアに携わる諸業務の生産性と質を向上させる、地域をつなぐアプローチとなるICT「えどけいしょん™ネットけあ(仮称)」の実証試験に現在臨む。
喜納 信也(きなしんや)
株式会社ミナカラ代表取締役 薬剤師
北里大学薬学部卒業(薬剤師) グロービス経営大学院卒業(MBA) 株式会社ワークスアプリケーションズにて 開発・コンサル・営業、事業部立ち上げ等に従事。 保険調剤薬局にて薬剤師として従事。 2014年 株式会社ミナカラを創業。 コンシューマー向けインターネットサービス 「ミナカラ」をリリース。 医療現場 × エンジニアリング の両面を熟知 薬剤師6名、エンジニア&デザイナー5名を中心とした 医療とエンジニアのプロフェッショナルチームとなっています。
清水あやこ(しみずあやこ)
株式会社HIKARI Lab代表取締役/筑波大学システム情報工学研究科非常勤講師
上智大学国際教養学部卒業。バークレイズ証券株式会社にて勤務。その後、かねてから興味のあった臨床心理学を学ぶために東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース修士課程に入学。2016年同コースを修了。東京大学大学院在学中の2015年に株式会社HIKARI Labを設立。現在、認知行動療法を学ぶことのできるゲームアプリ「SPARX」やオンラインカウンセリング「ココロワークス」を提供中。また、2017年度シンギュラリティ大学GICジャパンファイナリストやメットライフ生命アクセラレータプログラムグランプリに選ばれる。「心理ケアのあり方を変える」をモットーに活動中。
下地貴明(しもじたかあき)
株式会社Empath代表取締役
1981年 香川県生まれ。2006年 早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、システムエンジニア、プロジェクトマネジメントを学び、経済産業省「情報大航海プロジェクト」への参画、「この指とまれ」の改築、運営業務に携わる。2011年にスマートメディカル株式会社 取締役ICTセルフケア事業部長就任。音声気分解析技術「Empath」の研究・開発を行う。2014年 東京大学保健推進健康本部の受入研究員として、Empathを活用したメンタルヘルスアプリを開発。現在はスマートメディカル株式会社からスピンオフした株式会社Empathの代表取締役に就任し、Affective computing領域におけるEmpathのビジネス活用をメーカーや通信会社と共に推進している。
種市摂子(たねいちせつこ)
香川医科大学(現:香川大学)卒業後、同大学脳神経外科・麻酔救急科にて臨床研修、国立岩国病院レジデントを経て、名古屋大学医学部大学院修了(医学博士)。早稲田大学専属産業医、東京大学保健センター精神神経科勤務を経て、現在、東京大学大学院教育学研究科特任助教、六番町メンタルクリニック医師。IT企業の精神科産業医を兼任。日本医師会認定産業医。精神科専門医。
谷本潤哉(たにもとじゅんいち)
株式会社O: Founder / CEO
京都府出身。広告代理店でコピーライター/デジタルプランナーを6年間経験。映像・グラフィック・イベント・インタラクティブをベースにした広告戦略策定や、プロダクトやサービスのデザイン・UX設計を担務。長時間の労働で健康を損なったとき「時計を持たない1週間の無人島生活」で回復したことから体内時計に興味を持つ。 実時間だけではなく、「体内時計」という誰しもがそれぞれ持っている、 人間本来の時間を基にした新しい生き方、働き方をつくっていきたい。2016年12月に国内初、体内時計事業を専門領域とする株式会社「O: (オー)」を創業。
■【受賞歴/採択歴】
経産省 & IoT推進ラボ主催 第4回課題解決型先進的IoT Lab Selectionグランプリ
第1回 未来共創イノベーションネットワーク ビジネスコンテスト 最優秀賞受賞
第3回 デジタルハリウッド主催 デジタルヘルスラボ コンテスト グランプリ 受賞
経産省ジャパンヘルスケアビジネスコンテスト2017 優秀賞受賞
第1回慶應大 健康医療ベンチャー大賞 ファイナリスト
第6回 キャピタルメディカ ヘルスケアベンチャーフォーラム優勝
第4回青山スタートアップアクセラレータープログラム 採択
中込和幸(なかごめかずゆき)
東京大学医学部卒業、同大学で医学博士号を取得。その後帝京大学医学部精神神経科講師、昭和大学医学部精神医学教室助教授、鳥取大学医学部統合内科医学講座精神行動医学分野教授を経て、現在、国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 所長。所属学会は、日本自殺予防学会、日本薬物脳波学会、日本神経精神薬理学会、日本臨床精神神経薬理学会、各理事,日本統合失調症学会、日本不安症学会、日本精神保健・予防学会、日本生物学的精神医学会、各評議員。主な著書は、「精神疾患における認知機能障害の矯正法」臨床家マニュアル(星和書店)、「社会認知ならびに対人関係のトレーニング」治療マニュアル(星和書店)、メンタルクリニックの脳科学(勁草書房)、EBM精神疾患の治療(中外医学社)、今日の精神疾患治療指針(医学書院)等、他論文多数。日本において、リハビリテーション療法のひとつである「認知矯正療法」「認知機能リハビリテーション」の第一人者。現在は、精神科レジストリ(Registry of Mental Condition:RoMCo)による臨床研究の推進の基盤整備を進めている。
中山俊(なかやましゅん)
アンター株式会社代表取締役 / 翠明会山王病院 整形外科医師
鹿児島県出身。鹿児島大学医学部卒業。2011-2013年 東京医療センター初期研修 現在、翠明会山王病院 整形外科勤務。求められる医学知識の増大に対し、情報収集にイノベーションが起きていないことを課題とし、2016年 アンター株式会社創業。IBMのオープンイノベーションプログラムIBM BlueHubに採択され、IBM Watsonを使ったサービスを開発。現在、医療現場の医師が相互に助け合う実名制の医師同士のQ&Aサービス『AntaaQA』を運営している。
長尾卓(ながおたかし)
AZX総合法律事務所 パートナー弁護士
2010年の弁護士登録以来、ベンチャー企業のサポートを専門とする弁護士としてAZX総合法律事務所でキャリアを積む。2015年1月同事務所のパートナー弁護士に就任。ビジネスモデルの法務チェック、利用規約の策定、資金調達、ストックオプションの発行、M&Aのサポート、上場審査のサポート等、ベンチャー企業のあらゆる法務に携わる。専門はIT。
ここ1年くらいは、ベンチャー業界でヘルスケアが流行っていることもあり、ヘルスケア×ITのビジネスを行うクライアントが急増している。ヘルスケア関係の法令にはどうしても適用関係が不明確なケースが生じてしまうが、そのようなケースにおいてグレーゾーン解消制度の申請代理人も務めている。
増谷彩(ますたにあや)
株式会社日経BP 日経メディカル記者
5年制の国立群馬工業高等専門学校物質工学科を卒業後、東京農工大学工学部に編入。大学卒業後は日経BPに入社し、コンシューマー向けパソコン誌、医学系学会特化雑誌の記者を経て現職。「日経メディカル」では、臨床系を中心に医師向けの医療記事を執筆。兼任する若手医師・医学生向け媒体「Cadetto.jp」では、臨床にとどまらず、より幅広い医療・ヘルスケア関連の話題を取り扱う取材活動を行っている。
溝口博重(みぞぐちひろしげ)
株式会社AMI&I代表取締役 / NPO法人医桜代表理事
東洋大学社会学部卒。AMI&Iでは、全国の医療機関で組織マネジメント支援。医桜では医療者の教育に取り組む。特に実践型臨床実習「闘魂外来」は事務局として企画運営を担当としており、総合診療医の育成には注力している。その他、日本救急クリニック協会や日本メディカルマネージャー協会など、様々な医療者のネットワーク団体を企画し、設立運営。医療・ヘルスケアの課題解決を、医療に携わる人たちの熱意で解決するネットワーク創りをライフワークとする。
(随時更新中)
【第1回デジタルヘルス学会学術大会大会長挨拶】
このたびデジタルヘルス学会第1回記念学術大会を2017年12月19日(火)、デジタルハリウッド大学大学院駿河台ホール(東京御茶ノ水)で開催させていただくことになりました。デジタルヘルス学会は、医療、介護、健康分野における「既存の学会からはみ出るようなものの発表の場」を目指す学会です。
学術大会は今年が第1回目となります。2015年にデジタルハリウッド大学院で数名で始めたデジタルヘルスラボでの研究会を母体になっており2016年度から大学院の正式なラボとなったことから本年度から多くの皆様のご協力を得て学術集会を開催する運びとなりました。記念すべき時期に大会を主催させていただく機会を与えていただきましたことを、関係者の皆様に感謝申し上げます。学会事務局の皆様にも多大なご協力をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
日本は、人類が未だ経験したことのない超高齢社会を最初に経験します。2018年には医療、介護保険の抜本的な制度改革を進んでまいります。IT機器の進歩により、医療介護の分野にも活用できる分野が多くあるのではないかとの期待から医療介護の世界でも遠隔医療、ビッグデータ、IoT 、VR、センサーなどの利活用が検討されるようになってきました。また近年はメディアの医療情報の質にも注目が集まっております。このような社会状況のなかで、本学会は学術大会のテーマとして、「既存の学会からはみ出るようなものの発表の場」を掲げております。従来の学会では発表の機会がないテーマを積極的に取り上げていきます。そしてテーマの延長線上に未来を描き、さらに議論を深めていただきたいと思います。
変革をおこす人材は「若者、ばか者、よそ者」だそうです。彼らは従来の型にあてはまらない「型破り」な方法で変革を起こしております。今の日本に必要なのは「型破り」の集団であるはずです。しかしながら「型破り」であるためには「型」が無ければ「型ナシ」となります。基本となる「型」を持っている各専門家が異なる分野で「若者、ばか者、よそ者」となり、混沌の中から「型破り」が産み出される自由闊達な場を本学会は創出したいと思います。
このテーマに沿って、基調講演として「デジタルヘルスとは?」 五十嵐健祐先生(デジタルハリウッド大学校医)「デジタルヘルスとエンターテイメント」石井洋介先生(日本うんこ学会会長)を企画しました。また分科会では「デジタルヘルスのこれからとデジタルヘルス学会の取り組み」を企画し、8つのテーマ(遠隔医療、在宅医療と地域社会、メディア、メンタルヘルス、エンターテイメントとVR、ヘルスケアビジネスCPC,資金調達と法務、人工知能とビッグデータ)に分かれて第一線でご活躍の方々にご登壇いただきます。
また、特別講演として、 高尾洋之先生に「鉄腕アトムのような医師」というテーマでご講演いただきます。本学会の前身として開催しておりましたビジネスモデルの創出を競う第5回デジタルヘルスラボアワードも共催イベントとして実施致します。
デジタルヘルスラボアワードのグランプリ受賞者が経済産業省IOT推進ラボのイベントでグランプリを受賞しました。ビジネスモデルの発表の場としても日本で最もレベルの高い大会であると自負しております。
各プログラムとも、皆様にとって有意義なものとなるよう実行委員一同準備して参りますので、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
大会会場のデジタルハリウッド大学院は、日本で最も大学病院の密集しております御茶ノ水駅前に御座います。近くには神田明神や神楽坂の古本街などが御座います。お時間がございましたら是非お立ち寄りいただき、散策もお楽しみ下さい。
多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。
第1回デジタルヘルス学会学術大会大会長 高丸慶
株式会社ホスピタリティワン代表取締役
一般社団法人訪問看護支援協会 代表理事
【お問合せ】
【デジタルヘルス学会概要】
名称:デジタルヘルス学会
組織:任意団体
設立日:2017年7月25日
目的:デジタルヘルスに関わる学術研究、情報交換、活動支援
発起人:五十嵐健祐、高丸慶、石井洋介、加藤浩晃、デジタルヘルスラボ生徒一同、デジタルハリウッド大学院事務局、デジタルヘルスに関心のある全ての人
活動:デジタルヘルス学会学術集会の運営
学会趣旨:既存の学会からはみ出るようなものの発表の場
メールアドレス:info@digitalhealthlab.tokyo
ウェブサイト:https://digitalhealthlab.tokyo
第1回デジタルヘルス学会学術大会開催概要→https://digitalhealthlab.tokyo/dhc2017